【競馬】単勝で勝つには大穴はやめたほうがいい?

大穴の予想

穴党の方は常に大穴馬券を狙っています。大穴馬券とは人気が低い馬を狙うという意味であり、人気が低い馬という事はオッズが高いです。要するに、勝つ確率は極端に低いが当たれば大きいという馬券の事を指します。

競馬には様々な券種がありますが、1着から3着に入る馬を当てる複勝の次に当てやすい馬券が単勝です。当てやすい単勝であれば大穴は狙いやすいのではないかと思うかもしれませんが…結論から言うとオススメしません。

単勝馬券が好きで単勝馬券で回収率を上げたいと考えている方には、大穴狙いは極力避けるべきだと提言します。その理由は何なのか?以下の項目で一つずつ解説していきましょう。

単勝馬券が穴党に向かない理由を解説

単勝馬券は競馬の中でもかなり当てやすい部類に入る券種です。当てやすい馬券で大穴を狙っていけば、当てやすく大きな配当を得る事が出来るから良いのではないかと思っている方も多いかもしれませんが、その考えは間違いです。

単勝で勝つ為には大穴馬券は避けるべきです。避けるべき理由について以下の項目で説明していきます。

1着になる確率が低すぎる

単勝馬券は皆さん分かっているかと思いますが、1着になる馬を的中させなければ払い戻しは発生しません。という事は、大穴馬券が1着にならなければいけないという事ですよね。

なぜ大穴狙いで単勝馬券が向かないのかと言うと、大穴馬券が1着になる確率が極端に低いからです。

2014年から2018年の人気別競争馬の着順を見てみましょう。

  • 1番人気⇒2,718回(1着)、1,542回(2着)、1,038回(3着)、3,045回(着外)
  • 2番人気⇒1,580回(1着)、1,525回(2着)、1,125回(3着)、4,113回(着外)
  • 3番人気⇒1,095回(1着)、1,217回(2着)、1,124回(3着)、4,907回(着外)
  • 4番人気⇒773回(1着)、985回(2着)、995回(3着)、5,590回(着外)
  • 5番人気⇒597回(1着)、729回(2着)、908回(3着)、6,109回(着外)
  • 6番人気⇒456回(1着)、605回(2着)、766回(3着)、6,510回(着外)
  • 7番人気⇒340回(1着)、456回(2着)、577回(3着)、6,933回(着外)
  • 8番人気⇒236回(1着)、357回(2着)、504回(3着)、7,106回(着外)
  • 9番人気⇒182回(1着)、248回(2着)、376回(3着)、7,136回(着外)
  • 10番人気⇒124回(1着)、220回(2着)、270回(3着)、6,945回(着外)
  • 11番人気⇒97回(1着)、159回(2着)、219回(3着)、6,563回(着外)
  • 12番人気⇒63回(1着)、118回(2着)、183回(3着)、6,094回(着外)
  • 13番人気⇒47回(1着)、89回(2着)、116回(3着)、5,568回(着外)
  • 14番人気⇒22回(1着)、52回(2着)、62回(3着)、5,081回(着外)
  • 15番人気⇒19回(1着)、23回(2着)、41回(3着)、4,450回(着外)
  • 16番人気⇒5回(1着)、17回(2着)、27回(3着)、3,831回(着外)
  • 17番人気⇒1回(1着)、9回(2着)、11回(3着)、1,772回(着外)
  • 18番人気⇒0回(1着)、3回(2着)、12回(3着)、1,432回(着外)

上記の結果から導き出される勝率は1番人気馬は32%で、2番人気は18%となっており、3番人気が13%です。要するに上位1番人気から3番人気の馬が勝率する確率は約65%です。4番人気まで入れると70%以上の確率で上位人気馬が勝つという事になります。

反対に大穴馬券と言われる10番人気以下の勝率は1%台であり、100回やって1回あるかどうかです。100回賭けて1回勝つかどうか分からない、更に10番人気以下の馬であってもどれが勝つか分からない訳ですから、大穴の単勝馬券をビタリと的中させるのはかなりの至難の業です。

当たっても旨味がない

大穴狙いで単勝馬券をオススメしないもう一つの理由が、そもそも単勝で大穴を的中したとしても旨味が少ないという点です。

確かに単勝はあたりやすい券種ではありますが、当たりやすいという事は当たってもオッズが低いという事です。オッズが低いので、上記で紹介したように大穴馬券を的中させるのは極端に難しいものの、当ててうまくないのでわざわざ単勝馬券を購入する必要性を感じないという訳ですね。

10番人気以下の単勝オッズは100倍以上になっている事も多くあります。しかしオッズ100倍は、100円を賭けていて10000円、1000円を賭けていて100000円になるもので、上記で説明したように100レースに1回あるかないかの大穴馬券を狙い続けるのであればリスクの方が大きすぎます。

的中してもあまり大きなリターンが見込めないので、大穴狙いで単勝馬券はオススメできないという訳です。

大穴馬券を狙うなら単勝ではなく3連単

 

大穴馬券を狙って勝ちたいという方にオススメの券種は単勝よりも3連単で間違いありません。単勝は上記でも説明したように当てても旨味がなく、更に大穴狙いの場合は極端に勝率が低いので当てるのが非常に困難な馬券です。

3連単で大穴馬券を狙う為の秘訣を以下で解説していきましょう。

軸ではなく流しで穴を狙う

まず最初に言っておきたい事は、大穴馬券を狙うにしても穴馬を1着固定ばかりにしていたらまず当たりません。上記でも説明した通り、一般的に穴馬と呼ばれている馬が勝つ確率はよくて1%です。100回に1回あるかないかの確率なので、その馬を毎回1着固定にしていても競馬では勝つ事が出来ませんよね。

それならば、1着固定は人気馬にしておき、流しで2着か3着に大穴馬をいれておくという買い方が最もベターかつ的中確率を上げてくれる方法です。

上記表を使って説明しましたが、約70%は人気馬が順当に勝つのが競馬です。流しで穴馬を入れておくことで3連単であれば的中した時にかなり大きな馬券になりますので、軸馬で穴馬を入れた3連単で勝負するのがベターだという事は覚えておきましょう。

2着か3着で抑えておくのがベスト

3連単だけに限らず他の買い方であっても、大穴馬が1着になる事を想定した馬券の購入はオススメできません。大穴馬の単勝狙いをオススメできないのと同じで、とにかく極端に1着になる確率が低いので、長い目で見た場合、ひたすら1着に固定して夢ばかり見ていたら必ず回修率は低下していきます。

大穴馬は3連単や馬単などの2着や3着で抑えておき、他にも堅い人気馬を抑えておくのが賢い方法です。夢を追いつつ、リアルな目の前の勝ちも確実に拾っていくという方法が取れるのは、3連単や馬単などです。

単勝馬券よりも当たりにくいことは確かですが、その分見返りも大きいので、回収率を上げる手助けをしてくれる事は間違いありませんよ。

まとめ

単勝馬券好きの方は多く、同様に穴馬狙いの馬券を購入する方も多くいますが、単勝と穴党の相性は最悪です。単勝で穴馬ばかりを狙っていても期待値はかなり低く、長い目で見た場合は極端なマイナスになってしまうでしょう。

穴馬が1着になる確率はかなり低いので、それを狙うよりも3連単や馬単の流しや相手で穴馬を取り込み、人気馬と複合した形で大きな勝ちを狙いましょう。単勝馬券で穴馬ばかりを狙っているという方は、少々方向転換し、自分の穴馬券を改める必要があるかと思いますよ!