競馬の大穴レースのオッズとは?レース選定の方法

大穴の予想

競馬では出走している競走馬の能力が均衡しており、荒れやすい大穴レースが存在しています。

もちろん、荒れる確率が高いだけで、蓋を開けてみれば上位人気馬で決着する可能性も十分にあるので、絶対に荒れるとは言いきれませんが高い配当になりやすいレースを予測することは可能です。

大穴馬券を当てる為には、荒れそうなレースを見つけることが第1歩となり、そこからさらに予想を展開させていく必要があります。

そこで、この記事では大穴レースをオッズから見分ける方法やレースの選定方法について詳しくご紹介していきたいと思います。

大穴レースを見つけて高額配当を狙いたいという方は是非参考にしてみて下さいね。

大穴のオッズは何倍から?

確実な定義があるわけではありませんが、大穴と呼ばれる競走馬のオッズは単勝で100倍近くになると思います。

基本的には5~8番人気くらいは「中穴」と呼ばれ、9~12番人気くらいは「穴」と呼ばれ、13~18番人気くらいは「大穴」と呼ばれるようになります。

オッズに限らず13番人気以降の競走馬は大穴と言っても間違いではないと思います。

単勝オッズで100倍超えている大穴馬が勝利した場合、三連単でも1000倍を超えるオッズになることが多く、2,3着にも下位人気馬食い込んだ場合は100万円を超えるような払戻金になることも珍しくありません。

大穴レースを選定する方法

それでは、ここからは荒れやすい大穴が好走しやすいレースを選定する方法についてご紹介していきたいと思います。荒れやすいレースは、ある共通点があるのでしっかりと把握するようにしましょう!

1番人気馬のオッズが高い

基本的に1番人気と言えば2.0倍以下になるイメージが強いですよね?実際に1番人気の平均オッズを見ると約2.7倍となっています。

中には1番人気にも関わらず5.0倍以上のオッズが付けられている場合、出走競走馬の能力に差が無い可能性が高くなります。予想をする側もどの馬が勝つのか難しい状態になっていることを意味しており、荒れやすい傾向にあります。

5番人気以下の競走馬が好走するケースも多くなっており、荒れるレースの特徴と言っても過言ではないと思います。

荒れそうなレースを探す時には、競走馬のオッズを確認して、上位人気なのに高めのオッズが付いている時には高配当を狙うチャンスとなります。

牝馬戦

競馬において牝馬のみが出走できるレースは荒れやすくなると言われており、平均配当を見ても他のレースよりも高くなっているのです。

競走馬の牝馬は牡馬に比べると少し扱いにくいという特徴があり、騎手がどれだけ頑張っても全く力を発揮出来ないこともあり、人気馬が大敗するケースも少なくありません。

また、牝馬と牡馬の混合レースの場合、牝馬が1番人気になった時にはさらに配当が高くなるというデータもあります。それだけ、牝馬は気難しい性格をしており、軸にするには少し不安が残るようになります。

牝馬のみのレースだとクラシックのトライアルレースなどは、まだ成長途中ということもあり、さらに荒れやすい傾向にあります。春のクラシックに向けて始動した時には特に注目して見ましょう。

レースが開催される競馬場

実は、競馬場ごとにも荒れやすい会場とそうじゃない会場があります。また、直線が長い会場や短い会場など特徴がそれぞれ異なっています。

特に荒れやすいと言われているのが、福島競馬場と中京競馬場です。これは、芝の状態が関係していると思われます。

他の競馬場に比べると芝の根付きが良くないと言われており、少しレースを開催しただけで馬場が荒れた状態になると言われています。

また、競馬場に限らず芝の状態は荒れるかどうかを見極める為には必要な情報であり、予想するレースがその競馬場で何日目のレースなのかを把握することが重要になります。

JRAでは芝の状態を維持する為に会場をローテーションしてレースが開催されていますが、最終日に近づくにつれてドンドン馬場が荒れていきます。その影響で人気馬が能力を発揮出来ない可能性が高くなり、レースが荒れるというわけです。特に内枠の芝が荒れるので、外枠が有利になったりもします。

逆に、開催週は芝の状態が良好なので、競走馬が能力を発揮しやすいですし、高速馬場と呼ばれ逃げ・先行が止まらない傾向にあります。その辺も考慮してレースの予想を組み立ててみて下さいね。

ハンデ戦

競馬では、競走馬が背負う負荷重量の斤量と言うものがあります。主に50kg~58kgになっており、レースによって斤量は異なります。主に3つの種類があるので以下で紹介していきます。

・定量戦:全ての競走馬が牝馬牡馬や能力に関わらず同じ斤量を背負うレースになります。競走馬の能力が直で結果に反映するので荒れにくいレースでもあります。

・別定戦:競走馬の年齢や性別で決められた基準重量に、過去にその馬が獲得した金額、
または勝利した競争のグレードなどによって決められるものです。

・ハンデ戦:出走するすべての競走馬に勝つチャンスを与える為に、ハンデキャッパーという人が、各馬に独自で斤量を決めるというものになります。

上記の説明を見てわかるように、ハンデ戦が最も荒れやすいレースになります。能力が劣っており、人気が低かったとしても斤量の差で勝利する可能性が高くなってきます。

その為、高い配当になりやすいという傾向があり、荒れたレースを探しているのであれば、ハンデ戦のチェックは欠かすことは出来ないでしょう。レースには必ず上記の3つのどれかが記載されているので、レースを予想する前に確認することをおすすめします。

初ダートや初芝

競馬では度々ダートから芝に転向したり、芝からダートに転向したりすることがあります。芝でなかなか好走出来なかった競走馬が、ダートに行った途端に才能が開花して好走するということもあり、運営陣も結果を出せていない競走馬の転向は常に意識していることだと思います。

しかし、予想する側からすれば、いきなりダートから芝に転向してきた競走馬を軸にするのは不安ですよね?特にダートで良い成績を残していないからこそ芝に転向しているので、過去の成績を見ても好走しそうな気配を察知することは難しいでしょう。

しかし、だからこそ狙い目でもあるのです。誰も予想してないからこそ配当が高くなるので、このような未経験への初挑戦時は思い切って馬券を買ってみても良いかもしれませんね。

他にも初めて走る距離、初めて走る左回り、初めての騎手など初めてのことがある時には人気は低迷する傾向にあるので、行けると思った時には大きなチャンスになり得るのです。

しかし、大敗する可能性も全然あるので、狙い過ぎも良くないですね…。他に好材料があるのかどうかも重要になるので、ただ闇雲に初挑戦だから購入!という訳ではなく、勝つ要素をしっかりと見極める必要があると思いますよ。

まとめ

今回は、大穴のオッズや大穴を的中させる為のレースの選定方法についてご紹介させていただきました。

絶対とは言えませんが、荒れる傾向にあるレースは少なからず存在しています。様々情報を集めて高配当になりそうなレースを選定することは、大穴馬券を的中させるための第一歩となるので、しっかりと選んでいきたいですね。

競馬は固い決着のレースを購入していては勝つことは出来ません。ある程度高配当を狙う必要もあるので、積極的に狙っていきましょう。

今回紹介した方法は、ピンポイントで狙うには使える方法だと思うので、是非実践で使ってみて欲しいと思います。