競馬のロマンと言えばやっぱり大穴馬券を的中しての高額配当ですよね。そこで気になってくるのが、大穴馬券を狙うと倍率は幾ら位になるのか?という点ではないでしょうか。
結論から言いますと、大穴だから倍率は幾らになると決まっている訳ではありません。しかし、大穴馬券はロマン溢れる馬券である事は間違いありません。
大穴馬券を的中させれば10万円、100万円、多ければ1000万円以上の大金を1レースで稼ぐ事が可能です。この記事では大穴馬券を狙った時の的中確率は倍率について解説していきたいと思います。
中央競馬の人気別勝率
競馬を行う上でまず知っておかなければいけない事は、大穴馬券を的中させるのは至難の業であるという事。大抵のレースは強い馬が勝ち、人気の高い馬が順当に勝ってしまうのが競馬です。
まずは中央競馬の人気別勝率をチェックしてみましょう。
1番人気から9番人気の勝率
まずは一般的に勝率が高い1番人気から9番人気の1桁人気の馬の勝率や連対率をチェックしてみましょう。相当荒れたレースではない限り、基本的には1桁人気の馬が3着以内に入る事がほとんどです。
- 1番人気⇒32.8%(勝率)、51.4%(連対率)、63.8%(複勝率)
- 2番人気⇒19.0%(勝率)、38.2%(連対率)、52.7%(複勝率)
- 3番人気⇒13.3%(勝率)、29.2%(連対率)、42.6%(複勝率)
- 4番人気⇒9.2%(勝率)、20.0%(連対率)、32.0%(複勝率)
- 5番人気⇒7.5%(勝率)、16.1%(連対率)、26.9%(複勝率)
- 6番人気⇒5.5%(勝率)、12.6%(連対率)、21.1%(複勝率)
- 7番人気⇒3.8%(勝率)、9.3%(連対率)、16.3%(複勝率)
- 8番人気⇒3.1%(勝率)、7.5%(連対率)、13.5%(複勝率)
- 9番人気⇒2.2%(勝率)、5.7%(連対率)、10.3%(複勝率)
1番人気から9番人気の馬の勝率、2着以内に入る連対率、3着以内に入る複勝率は上記のようになっています。
圧倒的な数値となっているのがやはり1番人気の馬で、勝率は30%を越え、連対率は50%を越えています。要するに2回に1回は2着以内に入るという計算になりますので、やはり1番人気の馬を外す事は容易ではないという事になります。
9番人気になると勝率は僅か2%で、複勝率ですら10%です。10回に1回しか9番人気の馬は3着以内に入る事が出来ないという訳です。
大穴馬の勝率
上記で1番人気から9番人気馬の勝率や複勝率などを紹介してきましたが、ここからは一般的に大穴と言われる10番人気から18番人気の馬の勝率、連対率、複勝率を紹介していきたいと思います。
- 10番人気⇒1.2%(勝率)、3.8%(連対率)、8.0%(複勝率)
- 11番人気⇒1.3%(勝率)、3.2%(連対率)、6.0%(複勝率)
- 12番人気⇒0.9%(勝率)、1.8%(連対率)、4.2%(複勝率)
- 13番人気⇒0.7%(勝率)、1.8%(連対率)、3.2%(複勝率)
- 14番人気⇒0.0%(勝率)、0.7%(連対率)、1.8%(複勝率)
- 15番人気⇒0.2%(勝率)、1.0%(連対率)、1.4%(複勝率)
- 16番人気⇒0.1%(勝率)、0.3%(連対率)、1.3%(複勝率)
- 17番人気⇒0.0%(勝率)、0.3%(連対率)、0.6%(複勝率)
- 18番人気⇒0.0%(勝率)、0.3%(連対率)、0.7%(複勝率)
勝ったら大穴である10番人気から18番人気の馬の勝率は上記のようになります。最も勝率の高い11番人気の馬であっても勝率は約1%なので、100レースに1回あるかどうかという確率であり、1着を大穴で的中させるのは並大抵の運では到底不可能であるという事が分かります。
同様に3着以内に入る複勝率も上記表を見てもらえればかなり確率が低い事が分かりますので、3連単で上位を人気馬で固めての3連単であっても、大穴馬券を狙っていくというのは至難の業であるという事が分かります。
大穴馬券の倍率はどれ位?
上記でも説明したように、大穴を購入して的中した馬券の倍率はバラバラ。10万円の事もあれば100万円を越えてくる事もあるでしょうが、基本的に1着を大穴馬券で出来中させた3連単などであれば100万円はザラに越えていくでしょう。
ここからは夢がある大穴馬券の倍率について説明していきます。
3連単の過去最高倍率は約29万倍!
大穴馬券を見事に的中する事が出来たらどれ位の倍率になるのかを知る為にまずは過去の最高倍率を調べていくことが大切です。
3連単の過去最高倍率は約29万倍です。290000倍です。100円が2900万円になる超大型配当となったこのレースは、2012年8月4日に開催されたメイクデビュー新潟の新馬戦で、14番人気⇒12番人気⇒10番人気の着順で決着となった、超波乱レースです。
1番から3番まで全て大穴馬券となっての決着だったので、このような超破格の払い戻しとなった訳です。
3連複の過去最高倍率は約7000倍
3連単よりも当てやすく、大きな払い戻しになる事が少ない3連複でも、過去には驚愕の高額配当が発生した事があります。
3連複の過去最高倍率は約7万倍で、100円約70万円になる払い戻しです。このレースが起きたのは2006年9月9日の3歳未勝利ダート戦で、決着は13番人気⇒12番人気⇒8番人気でした。
13番人気と12番人気という大穴馬が1着と2着に入線したという事により大きくオッズがついた形になりましたね。上位人気馬が1頭も3着以内に入らないというのが高額配当が出る時の鉄則です。
馬単の過去最高倍率は約1万5000倍
1着を2着の着順を当てる馬単も、3連単に比べれば高額配当が出にくい券種ではありますが、1着2着を当てるだけなので3連単よりも的中しやすく、馬単を集中して馬券を購入している人も多くいます。
過去最高の倍率は1万5000倍で、100円が約150万円になる馬券です。発生したのは2006年9月9日の3歳未勝利ダート戦で、決着は13番人気⇒12番人気⇒8番人気でした。
そうです、上記で紹介した3連複の過去最高払い戻しと同じレースです。このレースは馬単と3連複の払い戻しが過去最高額だったんですね。
馬連の過去最高倍率は約5000倍
3連単よりも、馬単や3連複よりも的中させやすい馬連。的中しやすいという事は同様にオッズも低くなりがちなのですが、そんな馬連の過去最高倍率は約5000倍となっており、100円が50万円になるという驚愕の高配当でした。
このレースも2006年9月9日の3歳未勝利ダート戦で、決着は13番人気⇒12番人気⇒8番人気でした。何と馬単、3連複の高額払戻と同じレースです。13番人気と12番人気が入ったことで大きくオッズを上げています。
単勝の過去最高倍率は約560倍
皆さんご存知の通り、競馬で最も稼ぐ事が出来ない券種は単勝です。色々な馬券を組み合わせて単勝を購入する事はあるものの、普通の方は単勝も買いつつ、他の券種も組み合わせて買うのが一般的でしょう。
そんな単勝馬券の過去最高倍率は約560倍です。100円が5万円になるという驚きの払い戻しで、2014年4月26日のレースで単勝人気16番人気のリバティーホールが1着になるという超波乱の大穴馬券でした。
まとめ
競馬のロマンである大穴馬券を的中した時の倍率はどれ位になるのか?人気別競走馬の勝率や複勝率、過去最高額の倍率などを紹介してきましたが参考になりましたでしょうか?
競馬はロマン溢れるギャンブルですが、大穴馬券を的中させるのは至難の業。しかし、万が一当てる事が出来れば上記で紹介したように大きな倍率の勝率を掴むことが出来るのも事実です。
穴党の方はもとより、大穴馬券を狙って競馬を楽しむというのも一つの方法ですよ。一攫千金を目指したいという方は是非試してみて下さいね!